クイーンエリザベスⅡ世カップ2017 気になる出走馬の詳細は?

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先日、日本でも新設GⅠの大阪杯が行われましたが、国際的な認知度はまだまだ低め。

というのも、大阪杯がGⅠに昇格する前までは日本の中距離戦線を主戦場とする古馬たちはこぞって、香港に遠征、この時期に行われるクイーンエリザベスⅡ世カップに出走することが増えていました。

日本の古馬中長距離戦線のトップホースたちにとって、春の最大目標となるのは6月に行われる宝塚記念。

しかし、それまでは1800m~2000mのレースでの国内GⅠが行われることが少なく、5月に行われる天皇賞(春)は3200mの長丁場。これといったレースがないことから2000年代初頭から香港のクイーンエリザベスⅡ世カップを選ぶことが増えていきました。

そんなクイーンエリザベスⅡ世カップですが、今年は4月30日(日)に香港のシャティン競馬場の芝2000mコースで開催されます。

そもそもクイーンエリザベスⅡ世カップが開催され始めたのは1975年。

イギリスのエリザベス女王が香港のハッピーバレー競馬場に来訪されたことを記念して新設されたレースでした。当時はダートの1575m戦だったため、現在とはだいぶ性格が異なるレースでした。

現在のようにシャティン競馬場で行われるようになったのはそれから4年後の79年。このころは香港に所属している馬だけのレースとして開催されているマイル戦だったため、国際的な認知度は低め。

というのも、香港は競馬でみると後進国とされていたため、ローカルレースの域を出ることはありませんでした。

そんなクイーンエリザベスⅡ世カップの評価が定まったのは95年以降。香港カップらが国際レースとして認められたのと同じ年のこと。この年には芝の2200mに条件も変わりました。

ただし、香港のチャンピオンを決めるという香港カップとは異なり、当時のクイーンエリザベスⅡ世カップにはGⅠ勝ち馬は出走不可というルールがありました。

そのため、外国調教馬はあまり集まらないというデメリットもありました。ちなみにこの95年、日本馬として初参戦したのがフジヤマケンザン。10着と着順こそ冴えませんでしたが、あくなきチャレンジ精神は高く評価されました。

GⅠ勝ち馬の出走が可能になったのは97年から。そしてこの年から距離も2000mになり、現行の条件へと変わりました。このころから日本の馬たちも出走するようになり、マイネルブリッジ(9着)やオークス馬、ダンスパートナー(8着)が出走するようになりました。

中距離戦線を活躍の場とする日本馬の隠れた人気レースとして地位を得たクイーンエリザベスⅡ世カップですが、日本馬初の勝ち馬となったのはエイシンプレストン。

出典 http://arcdetriomphe.blog63.fc2.com/blog-category-0.html



02年に遠征し、見事に勝利。ちなみにこの年の2着にアグネスデジタルが食い込み、日本馬のワンツーを達成しました。

これで日本の関係者にも人気に火が付き、ほぼ毎年のように遠征馬が登場。シャティン競馬場は日本よりもタイムが1~2秒ほど時計がかかる馬場で力がいるため、日本ではキレ負けするような馬が有利になるという傾向もありました。

そのため、日本のレースではあと一歩届かないという馬がGⅠ制覇を目指して遠征するというケースや高齢になってズブくなり、時計勝負が苦手になった馬が参戦するようになりました。これ以外にも欧州やアジア諸国から遠征馬が続出し、今や香港競馬下半期の最大のレースとまでなりました。

世界各国から有力馬が続々と集まる好レースだけに、どんな馬が出走するか気になりますよね? それではブックメーカー「ウィリアムヒル」「bet365」、さらに「JRA」で発表されているオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。




…少数精鋭という表現がぴったりな今年の出走馬たち。その中から人気になっているのはなんと日本のネオリアリズム。

出典 https://pbs.twimg.com



安田記念の勝ち馬であるリアルインパクトや高齢まで活躍したアイルラヴァゲインなどの半弟として期待されていた良血馬でしたが、3歳の2月までデビューが遅れたことでクラシック戦線には乗れず、重賞に出走するようになったのも5歳になった昨年から。しかし、その急激な成長が話題となった馬でもあります。

ネオリアリズムの評価を不動のものにしたのは昨年の札幌記念。このレースには、当時の日本のチャンピオンホース、モーリスが出走していました。

マイルでは圧倒的な強さを誇っていたモーリスが2000m戦に向けてのステップとして選んだこのレースに出走したネオリアリズムはレース序盤から逃げの手を打ちペースをつかむと、絶妙なラップを刻んでなんとモーリスを封じて快勝。記念すべき重賞初制覇はモーリスを破ってのものでした。

その後、モーリスは天皇賞(秋)、香港Cを快勝。ネオリアリズムの評価はなおも上がりました。香港の現地では「あのモーリスを破った馬」として知られています。

今年に入ってからも好調で、中山記念ではヴィブロス以下を完封。

ヴィブロスがドバイターフを制したことでよりこの馬の価値も上がりました。シャティンの馬場は力がいるため、ネオリアリズムにはピッタリという声もあります。

悲願のGⅠ初制覇を狙う今回は鞍上をJ・モレイラに変更。シャティンを知り尽くすトップジョッキーだけに悲願達成が見込まれます。

そんなネオリアリズムに待ったをかけるのがパキスタンスター。

今年に入ってからは香港クラシックマイル5着、香港クラシックカップ2着、香港ダービー2着と勝ち味に遅いのが難点ですが、末脚のキレは健在。

しかも敗れた馬は香港4歳三冠を史上初めて達成したラッパードラゴン。相手が悪かったという見方もできます。今回はラッパードラゴンが不在なだけに負けられません。

これに続くのが実績で上回るワーザー。

15/16年の香港の年度代表馬を獲得したトップホースで、当然今シーズンも期待されていましたが、昨年8月に脚を負傷し、年末まで棒に振ることに。

年明けから復帰しましたがその内容は6着→1着→4着というもの。しかし、唯一の勝利はGⅠの香港金杯。レーティングトップに推される実力馬だけにいつ復活してもおかしくありません。

さらに昨年の香港カップでモーリスと死闘を繰り広げたシークレットウェポン、14年のこのレースの勝ち馬デザインズオンローム、そして2年前の覇者ブレイジングスピードらが虎視眈々とこのレースを狙っています。

混戦模様を呈しているクイーンエリザベスは4月30日(日)にシャティン競馬場で日本時間の17時30分発走予定。アジアの中距離王者が決まる一戦だけにぜひ馬券を買ってみたいですね!

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